2025-01

民法物権

【物権総論】民法177条の「第三者」と「登記が必要な権利」について解説

第177条【不動産に関する物権の変動の対抗要件】不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。民法177条の「第三者」とは177条の「第三者...
民法総則

【民法総則】消滅時効まとめ

民法における消滅時効とは、一定期間権利が行使されない状態が続いた場合にその権利が消滅することを認める制度です。自動的に消滅するわけではなく、当事者によって時効が援用されると権利が消滅します。債権の消滅時効債権の消滅時効の起算点(166条1項...
民法総則

【民法総則】取得時効まとめ(時効part2)

取得時効とは?取得時効は一定の要件を満たすと占有者がその物の権利を取得する制度です。取得時効の要件(162条)【長期取得・短期取得に共通している要件】・所有の意思をもって平穏かつ公然に占有を開始する・他人の物の占有である・一定期間の占有の継...
未分類

【民法総則】時効とは?(時効総則,時効part1)

時効とは(時効総則)時効とは一定の事実状態が一定期間継続する場合に、その事実状態を尊重して権利関係を認める制度です。取得時効と消滅時効があります。取得時効:一定期間他人の物を占有する者が、その物の権利を取得させる制度消滅時効:一定期間権利を...
民法

【民法総則】条件とは?期限とは?

「条件」や「期限」とは、法律行為の効力の発生または消滅に関して定義するためにされる特約です。条件と期限の意味をざっくり言えば・条件とは成否が不確実な事実の発生にかかります。・期限とは、到来するのが確実な事実の発生にかかります。条件とは条件と...
民法総則

【民法総則】追認とは・法定追認とは(取消権を放棄して取り消すことができる行為を有効に確定する)

追認とは?取り消すことができる行為を、有効なものとする意思表示です。取消権を放棄することなので、一度追認した行為を取り消すことはできません。追認の要件は2つです。1.追認の意思表示をする時点で取消の原因となっていた状態が消滅していること⇒未...
民法総則

【民法総則】無効とは?取消とは?

無効とは取消とは?無効は最初から当然に効力が生じません。取消しがあると、いったん有効に成立した行為(契約など)の効力が、遡って消滅します。初めから無効であったものとみなされます。(121条)無効と取消の比較無効取消効果はじめから無効取消の意...
会社法

「株主の権利」とは?間接有限責任や株主平等原則とその例外について

株主の責任(会社法104条)株主の責任は、株式が発行される際に払い込まれる引受価格を限度とする間接有限責任です。(株主の責任)第104条 株主の責任は、その有する株式の引受価額を限度とする。株主の基本的3つの権利(会社法105条)基本的な権...
会社法

単独株主権と少数株主権、その保有期間の有無のまとめ

単独株主権保有期間のない単独株主権【基本的な権利】・剰余金配当請求権(会社法105)・残余財産分配請求権(会社法105)・株主総会における議決権(会社法105) (定款で議決権のない株式を定められます)【株主総会】・株主総会における議題提出...
ブログ

R6司法書士試験の午後の択一のためにやったこと

(はじめに)わたしは予備校の講座を受けておらず、模試や答練にも参加しませんでした。いわゆる独学と呼ばれる勉強方法です。合格発表後のリーガルジョブさんやLECさんの祝賀会に参加したところ、模試すら一度も受けてない人はレアでした。インターネット...