個人間の金銭消費貸借契約前の人が相談にきた時の検討事項

個人間で「金を貸してくれ」と頼まれたかたが相談にきた場合の検討事項について記載します。

知人に「金を貸してくれ」と言う人は次のどちらかに当てはまります。

  • 銀行や貸金業者(アコムやアイフルなど)に頼んだが拒絶された
  • 貸金業者を利用すると年15%の利息を求められるのでケチりたい

無料相談等で相談が来た場合は

  1. あげるつもりで貸して回収は考えない
  2. 貸す前にできる限りのことを確認する。契約書だけは絶対に作成する。事前確認すら拒絶するような人間は信用できないので貸さない。

この2つの選択肢を紹介しています。

なぜなら個人に貸したお金を回収するのはほぼ不可能ですし、「お金を貸してくれ」と言われた時点で友情はなくなってしまっているからです。

1.あげるつもりで回収は考えない

1つめの選択肢は「あげるつもりで回収は考えない」です。

貸金業者(銀行ローン、アコムやアイフルなど)に拒絶されたということはプロが回収不能と判断しています。

プロが回収不能と判断した事案を素人が回収できるはずがありません。

このため、あげるつもりでもう回収を考えないのが一つ目の選択肢です。

2.もしも貸すなら

2つめは「もし貸すなら」です。

もしも貸す場合、プロの貸金業者が回収可能と判断される状況でも確認している事項については確認します。

ア きちんとした契約書を作成する
・当事者
・金額
・弁済期
・金銭消費貸借の日付
・利息
・署名して実印で押印する
・印鑑証明証を取得する

・可能なら執行証書を作る

イ お金を貸す際の議事録を作成する
・なぜ借りなくてはならないのか。どういう用途で使うのか。
・弁済期がなぜ◯月◯日なのかを
・「◯月◯日までにお金が入ってくる」の具体性について確認する
(勤め先や取引先からの入金なら、「どこから」「いつ」「いくら」「どのような方法で」を記載する)
なお、「そこからのお金が入ってこなかった」という理由で遅延されます。

ウ 財産状況を確認する(銀行口座、不動産、勤務先、収入、自動車)
・銀行口座については残高が0円であっても確認しておく。
・銀行通帳をコピーする(勤務先や収入の確認も兼ねる)
・持ち家なら不動産登記を確認する
・車検証をコピーする

エ 弁済能力のある連帯保証人を確保する、担保を確保する
・親や配偶者に電話をして連帯保証契約をする
・不動産があるなら抵当権を設定する
・自動車に抵当権を設定する(自動車抵当法)
・譲渡担保を設定する
・建設機械に抵当権を設定する(建設機械抵当法)

「どうしても金を借りなければならない」という状況で、上記のような確認由すら拒絶する人は、信用できないため貸すのを拒絶します。

3.その他

貸金業者の利用を勧めて自分がお金を貸すのは断る

まれに貸金業者(アコムやアイフル)の存在を忘れているかたがいます。

貸金業者のことを反社会的勢力だと思っているかたがいます。そんなときには「例えばアコムは三菱UFJ銀行のグループ企業です。反社ではないですよ。」と言ったりします。

まずはご自分はお金は貸さない方法で話していくのが良いと助言します。

相談の最後にお伝えすること

相談の最後に「最初にもお伝えしましたが貸したら返ってこないですよ。大事なことだから2回言ったんです」と言う。

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