「みんなの年金」は株式会社ネクサスエージェントが運営する不動産投資型のクラウドファンディングです。
東京・福岡・大阪などの複数のエリアの築古マンションをファンド化しています。
- 投資対象は複数のエリアの築古マンション
- 想定年利回り8.0%の高い収益性
- 配当を奇数月に設定している
- 最低投資金額が10万円から
- 事前入金方式による資金拘束
- 分配金は雑所得です。確定申告する時に気をつけましょう。
「みんなの年金」のサービスの核となるコンセプト
『みんなの年金』という名称は、公的年金以外に「自分自身で年金を作る」という目的から名付けられました。
最大の特徴は、配当を奇数月に設定している点にあります。公的年金は偶数月に支給されるため、このサービスを利用することで、実質的に「毎月収入」がある状態を構築することを目指しています
3. 運営会社と市場での信頼性
運営会社である株式会社ネクサスエージェントは、2016年設立の不動産テックベンチャーです。
設立から数年で業績を大きく伸ばしており、不動産データプラットフォームの運営など、ITを活用した不動産事業に強みを持っています。
2021年のサービス開始から、これまで元本割れゼロ、配当遅延ゼロという安定した運営実績を継続しています。(2026年3月時点)
自社の倒産リスクを想定した信託保全の仕組みを公式サイトに明記するなど、投資家への透明性を重視する姿勢が見られます。
『みんなの年金』の主なメリット
業界最高水準の高利回り
最大のメリットとして挙げられているのが、想定年利回り8.0%という極めて高い収益性です。
一般的な不動産クラウドファンディングの利回りが4〜5%程度である中、サービス開始以来一貫して8%を維持しています。
投資家保護の仕組み
リスクを軽減するための仕組みが二重に備わっています。
・優先劣後システム
投資家の出資分(優先出資)を保護するため、運営会社が10〜30%程度の劣後出資を行います。物件価値が下落しても、運営会社の出資範囲内であれば投資家の元本に影響は出ません。
・信託保全
投資家から預かった未出資金は信託銀行で分別管理されており、万が一運営会社が倒産した場合でも資金が返還される仕組みが整っています
手軽さと投資のしやすさ
・1口10万円からの小口投資
数百万円以上の資金が必要な現物不動産投資とは異なり、比較的少額から不動産投資に参加できます。
・迅速な手続き
投資家登録から投資開始まで最短2日で完了するケースもあり、審査の速さもメリットとして評価されています。
・物件の選定、管理、運営はすべてプロが行うため、投資家は出資後は配当を待つだけです。管理の手間が一切かかりません。
『みんなの年金』の主なデメリットや注意点について
元本保証はない
元本の保証はありません。不動産価格の下落や運用状況によっては元本割れが発生するリスクがあります。
不動産および市場特有のリスク
・不動産固有のリスク
天災(地震や水害)による建物の損壊、テナントの退去による賃料収入の減少、不動産市場の停滞による売却価格の下落などが分配金や元本に影響を与える可能性があります。
・築古物件運用の不透明性
主に築30〜40年の築古マンションを対象としているため、空室時の原状回復費や大規模修繕費用が膨らむリスクがあり、それらの情報開示が不十分であるとの批判的な見解も存在します
投資システムおよび利便性に関する制約
・「クリック合戦」による投資機会の喪失
非常に人気が高く、特に先着方式のファンドは募集開始から数分で満額に達することがあります。募集金額が数百万円規模と小さいファンドもあり、投資したくても枠が得られないことがあります。
・事前入金による資金拘束
申し込み前に専用口座へ資金を入金しておく「事前入金方式」を採用しています。そのため、抽選に外れたり先着に漏れたりした場合、その資金が運用に回らず利益を生まないまま拘束される「資金が寝る」状態が発生します。
・最低投資金額が比較的高め
1口1万円から投資できる他社サービスが多い中、本サービスは最低投資金額が10万円からとなっています。
・出金手数料の負担
投資口座から自身の銀行口座へ払い戻す際、PayPay銀行以外を指定している場合は145円〜160円の手数料が発生します。
分配金は雑所得です
分配金は雑所得です。確定申告する時に気をつけましょう。
みんなの年金で投資する流れ
1. 会員登録
まずは公式サイトで会員登録します。
スマートフォンを利用した本人確認書類(免許証やマイナンバーカード等)のアップロードにより、手続きがオンラインで完結します。
登録から投資可能になるまでの審査が非常に速く、最短2日で完了するケースもあることがメリットとして挙げられています。
2. 払戻口座の設定と投資口座の開設
投資家登録が完了すると、分配金を受け取るための「払戻口座」を登録し、投資用の「入金専用口座(投資口座)」が自動的に発行されます。
払戻口座にPayPay銀行を指定することで、出金(払い戻し)手数料を無料に抑えることが可能です。
3. 事前入金(デポジット)による準備
このサービスにおける大きな特徴であり、注意点でもあるのが「事前入金方式」を採用している点です。
ファンドに申し込む前に、あらかじめ投資口座に資金を入金しておく必要があります。
4. ファンドの選定と申し込み
準備が整ったら、募集されるファンドの中から条件(利回り、運用期間、物件所在等)を確認して申し込みます。
先着方式のファンドは非常に人気が高く、募集開始から数十秒〜数分で満額に達することもあるため、事前の通知設定や迅速な操作が求められます。
5. 運用開始と定期的な配当の受領
ファンドが成立し運用が開始されると、投資家は配当を待つのみとなります。
2ヶ月に1回(奇数月)の頻度で分配金が投資口座に振り込まれます。
分配金は投資口座に蓄積されるため、そのまま次回のファンドへの再投資に回すこともできます。

